こんにちは。

今日もブログ更新しております。しばらく休んでいた 鍼灸のすすめ です。

今日のテーマは 「気・血・津液」

東洋医学では、気・血・津液(き・けつ・しんえき)が、からだの中を巡っているという概念があります。

気 = 元気、やる気、根気などの気を巡らせる生命力、パワーの源です。

気が不足すると、気力が減るので、何事にも意欲が出ず、集中できなくなります。気力が無いと運も逃げます。

血 = 血液のことで、血がからだに栄養を巡らせ、からだを動かすエネルギーになります。

血が不足すると、血液が減るので、冷えや痛みの症状が出てきやすくなります。

津液 = 水分のことで、からだを巡らせ、からだを潤します。

津液が不足すると、水分が減り、流れが悪くなり、肌の乾燥、むくみや重だるい症状が出てきます。

これら気・血・津液が、からだ内を流れる道を経絡、その道の途中にある関門が経穴(ツボ)になります。

簡単に言うと電車=気・血・津液、線路=経絡、駅=経穴(ツボ)でイメージしやすいかと思います。

からだの内部には、大きく分けると10数本の流れ(経絡)があり、経穴(ツボ)は、約360箇所あります。

この経穴(ツボ)を探るとそこを流れる経絡上の変調がわかり、はりきゅう治療点となります。

内臓、筋肉などに病変が起こると、脊髄の神経を通り、その神経が支配する体表部に知覚や痛覚の過敏が現れます。

このような発生機序を逆に治療に生かします。

体表部(ツボ)に鍼やお灸をすると神経を通り、内臓、筋肉などに作用して症状が改善していくので治療、治癒に向かっていきます。

このようなことが様々な疾患に治療効果がある理由と考えられています。

次回のテーマは、また考えます。

今日はこの辺で!

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。